Z世代と大人、とは一体なんぞや??

本日も胡桃丸のお部屋にお越しいただきありがとうございます。

ここは山の中。とっても静かで心落ち着く環境です・・・。

さて本日は、2023年 世界の10大リスクで第9位となった「欧米の過激なZ世代」からインスピレーションを受けて「Z世代と大人」について思うことを綴ります。

ネットや新聞、雑誌などで、Z世代(1990年代半ばから2010年ごろに生まれた世代)と大人を対比する論調を見受けることがありますが、わたしは何となくの違和感を感じています。

目次

そもそも〇〇世代って何なの?

そもそもZ世代って何のために誰が名付けたの?他にもY世代とかX世代という言葉があるけど、これって一体何なの?って思いググってみると、もともとアメリカのジェネレーションXからきてるのね!ということがわかった。

ジェネレーションXは1965〜1980年ごろに生まれた世代。Y世代はその後1990年台後半ごろまでに生まれた世代。で、そのあとがZ世代なのね。各年代の定義は諸説あるらしいけど、大体こんな感じ。

ちなみにZ世代の次はα世代と言われ、多くの国で共通の認識らしい。ヘェ〜〜そんなことまで決まってるんだね。

何に違和感を感じるか

わたしの個人的な感覚では、世代だけで人の行動や思考パターンを区切るのってどうなのかと思う。

「あなたは1970年生まれだからX世代ね!X世代だからあなたは政治に興味が薄いわね(しらけ世代とも呼ばれているらしい)。」、「あなたは1988年生まれだからえ〜と、Y世代ね!Yだから人と競ったり比べることを嫌うわね(ゆとり世代)。」なんてカテゴライズできるのか?と思ってしまう。

時代背景や世の中全体の風潮、教育指針、デジタル機器への馴染み方などが違うので、ある程度の傾向はあるのだろう。そういう意味でのカテゴライズであれば、あぁそうなのね、と思うだけ。

だけど世代間の相違についての論調をみると、あたかも別次元の人間であるかのような捉え方と言い方をしているではないか!と激しく思うことがある。

最近テレビで見かけた「Z世代と大人の対話」なんて一体何なのだ!と言いたい!Z世代とX世代で考え方がそんなに違うのか?と疑問が残る。好きな食べ物が違うのか?好きな女性のタイプ、男性のタイプが違うのか?他には何があるのか?んん〜〜〜と思ってしまうのである。

いきなり日本から欧米に話は飛んでしまうのだけど、Z世代の過激な抗議活動と捉えられているこんな活動はどうだろう。

ドイツの炭鉱拡張に対する過激な抗議活動のために一時身柄を拘束されたスウェーデンの環境活動家グレタさんや各国で性被害を訴える#MeTooとか人種差別と警察官の暴力行為に反対するBlack Lives Matter(BLM)とか、Z世代だけのものなのか?と思ってしまう。

グレタさんは若手環境活動家と共に地球環境に配慮しないやり方で業績を上げるエリート層を非難している。

#MeTooは被害を訴えた人々はもちろんだが、デジタルネィティヴと呼ばれるZ世代やY世代の拡散力が強いと言われているようだ。

BLMは、デモの日程と場所はインスタでシェアされて主催者が特定できないという。そして参加者のほとんどがZ世代とY世代だそう。

これだけを見ればZ世代の活躍?というか行動力、拡散力は頷ける。頷けるんだけど・・・、世代別にカテゴライズされた論調にはどうしても違和感を感じてしまうのだ。う〜ん、何だかよくわからなくなってしまった。いかん、いかん。

ちなみにBLMを過激な抗議活動としての文中に登場させてしまったけど、BLMは極めて平和的な運動だ、ということを付け加えておきますね。

世の中を良くしようという共通の認識

わたしは性善説で、世代を問わず「世の中を良くしたい」、「人の役に立ちたい」、「地球環境に配慮した生活をしたい」など、良くしたい、良くなりたい、という意識は共通の認識だと思っている。

そういった認識は、世代の違いではなく個人の価値観によって決まるもの。その認識の先にあるのは自分自身の幸せだと考えている。

誰もが幸せになりたいと願っている。幸せになるために奪ったり、傷つけたり、壊したりしてよい、ということはない。

幸せになるための共通認識で、多くの人々と関わり助け合いながら生きているんだよね。普段は考えていなくても、いつも誰かの知恵や手を経てきたものが身近にあるはず。

地球環境も同じ。みんなで共有しているもの。だから大切にしなければいけない。

これに異を唱える人がいるだろうか。もしいるとすれば、わたしの前には現れないでもらいたい。

集団心理と大きな声

学校、企業、地域のつながり、PTA、ママ友サークルなど、集団心理が働く場面って結構ある。同じ志の人、似通った考え方の人、同年代の子供がいるなど同じような境遇の人、つるむのはいいことだと思うけど厄介なことも多い。

個人の考えが尊重されれば言うことなし!だけど、そうでない場合の方が多い。企業に所属すれば、企業方針に従った行動や考え方が求められるし、学校も本当の意味でリベラルかどうなのか、地域のつながりやママ友サークルなどは言わずもがな、だよね。

大きな流れや声の大きな人がおこした渦にはなかなか逆らえないし、太刀打ちできない。

わたしはグレタさんの主張の詳細までは知らない。彼女が言っていることの全てを知っているわけではないから。

以前何かのインタビューに答えていた記事を読んだときの印象としては、やや急先鋒的な物言いに戸惑ったけど、言わんとしていること、目指していることは正しいと感じた。

彼女の過激に聞こえる発言や行動に注目が集まりがちで誤解されることも多いと思う。主張の詳細を知らないと言いながらも、わたしなりに解釈すれば「口先だけの決め事ではなく、地球環境の保全に向けた具体的な行動を早急に始めなければいけない」と言っているだけ。

「だけ」と言っても過小評価しているのではなくて、ホントにその通りだね、と思っている。

環境を良くしよう保全しなきゃという考えを阻んでいるのは集団心理であったり、少数のとっても大きな声なのだと思っちゃうな。そういうものが世の中に渦巻いて大きな流れとなっている。

世界の上層部、大企業の上層部の考え方が根底から覆れば遅きに失せずではないのかなぁ。

要は?だからどうした!

よくわからない感じになっちゃったけど、要は「Z世代 vs 大人」ではなく、世代間の違いでもない、個人個人の価値観の問題だよってこと。

わたしはX世代だけど、Z世代ともY世代とも付き合えると思っているし、変わらないと思っている。

これって、わたしの独りよがりなのだろうか?

もし「あなたの独りよがりですよ」って言う人がいたら、それはとってもとっても寂しいことだよなぁ・・・。なぁーんて考えてしまうのでありますよ。よくわからないままにこの文章も終わってしまうのでありますよ。

皆が幸せになる、当たり前のように幸せを求めることができる世の中にしていく意識を持って毎日過ごさないとね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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