皆さま、本日も胡桃丸のお部屋へようこそ!!
皆さまは「いもり池」ってご存知ですか?
いもり池は新潟県妙高高原の池の平温泉にあります。
アカハライモリが多数生息しているから「いもり池」と命名されたとのことですが、本当にそんなにたくさんイモリが生息しているのでしょうか?
実はわたし、カエルやイモリなど体の表面がツヤツヤヌルヌルしている生物が大の苦手です(-。-;
妙高高原を訪れた本来の目的はMYOKO BASE CAMP(テレワーク研修施設)の見学ですが、たくさんのイモリ・・・(⌒-⌒; )、いや、せっかく妙高高原まで来たのでちょっと怖いもの見たさもあり、いもり池の周囲を散策してみることにしました。
果たしていもり池でイモリに出会うことはできたのでしょうか?
結果は、・・・・・
残念ながらイモリを見つけることはできませんでした!
イモリには出会えませんでしたが、とってもキレイなスイレン(睡蓮)が咲いていたので散策の様子をみなさんにお伝えします。
いもり池の場所
いもり池は妙高高原観光の代表的なスポットで、池の平温泉のほぼ中央にあります。
いもり池の四季
いもり池の周囲は森に囲まれて四季折々の風景が楽しめる場所です。
積雪期以外は水面に標高2454mの妙高山の姿を映し出します。
妙高山も春の残雪、初夏の新緑、夏の濃い緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と四季の装いで訪れる人の目を楽しませてくれます。
どの季節がオススメかは見解が分かれるところですが、わたしのオススメは春の残雪と初夏の新緑です。
残雪の白と少し霞みがかった空の色のコントラストが素晴らしく「本当に春がきたなぁ」と心の底から思える彩りです。
新緑のやわらかな緑色も目に優しく清々しく、風にそよぐ緑を見ているとしみじみと癒されます。
わたしにとって秋と冬はちょっとさみしい気持ちになってしまったり、寒すぎたり、ですね。
紅葉も真っ盛りの頃はため息が出るほどの景色が広がりますが、葉が落ち始めると物悲しい雰囲気が漂います。晩秋は少し苦手です。
雪景色も美しいのですが、ちょっと寒すぎます🥶
四季折々の風景は妙高観光局のサイトが参考になります。
いもり池のスイレン(睡蓮)はキレイだが?
遊歩道を歩き始めるとスイレンがたくさん咲いている光景が目に入りました。
こんなにたくさんスイレンが咲いているのを見るのは初めてだったので何枚も撮影したのですが、のちに「スイレンきれいだね(^-^)」と言っていられない驚愕の事実を知ることになります。
その事実とは、スイレンの繁殖力にありました。
いもり池のスイレンは外来種で繁殖力が非常に強くヒツジグサやヒルムシロなどの在来種を駆逐して絶滅させてしまった!というのです。
※わたしにはヒツジグサとスイレンを区別できません。見た目がそっくりなんです (^_^;)
ビジターセンターの方にお話を伺ったところ「スイレンは戦後に植えられた園芸種で繁殖力が強く、刈り取っても追い付かず次第に増えてしまった。」とのことでした。
一時はスイレンがいもり池を覆ってしまい水面に映る逆さ妙高を見ることができなかったということです。
毎年スイレンの刈り取り作業をしているということですが繁殖は衰えていないようにみえます。
スイレンは夜にしぼんで水没し、昼になると再び浮かんで開花することから、古代エジプトでは永遠の再生と復活を象徴する花という位置付けでした。ちなみにエジプトの国花はスイレンです。
スイレンは永遠の再生と復活を象徴する花というだけあって繁殖力が旺盛ですね。
スイレンが咲き誇る優美な風景を目の前にして「わぁーキレイだね!」と喜んではいられない事態なのでした。
よくわかります
妙高高原ビジターセンターのラウンジは素晴らしい
いもり池のほとりに妙高高原ビジターセンターがあります。
2022年4月にリニューアルオープンしました。
素晴らしいラウンジです。人の少ない時期にソファーで足を投げ出して、ゆったり過ごしてみたいですね。
※一番気持ちよさそうなソファーは全て使用されていたので撮影できませんでした。次に撮影できる機会があったらアップします(⌒-⌒; )
ラウンジには座り心地のいいイスやソファーが約50席あって、窓の外を眺めながらゆったりとくつろげる空間です。
展示室やワークショップ、Cafe、ノースフェイスのショップのほかにツアーデスクも併設されているので、雄大な景色を楽しむだけではなくアウトドアアクテビティの拠点にもなります。
- 開館時間 9:00〜17:00(通年・年中無休、臨時休館あり)
- 電話 0255−75−5270
- 入館料 無料
- 駐車場 乗用車50台(うち優先スペース2台)
- 駐車料金 無料
いもり池には日常では見ることができない雄大な景色が広がっている!
イモリに出会うことはできませんでしたが、気持ちいい風に吹かれ雄大な自然の中を散策してゆったり過ごすことができました。
驚愕の事実として、美しいスイレンが外来種であり、在来種を絶滅させてしまったことを初めて知り複雑な気持ちです。
外来種の生命力の強さを目の当たりにした散策となりましたが、スイレンが水面に拡がる風景は一見の価値ありと思ってしまうのがコワイところですね。ヒツジグサが復活する日は来ないのか、そう願いながら車に乗り込みました。
いもり池のある妙高高原エリアは車で気軽にアクセスできますので、みなさまも四季それぞれの魅力を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。
車を降りて少し歩くと、そこには日常では見ることができない雄大な景色が広がっていますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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