地方移住の6つのデメリットと移住前の注意点を解説

本日も胡桃丸のお部屋へようこそお越しくださいました!

さて、皆さまの中に地方移住をお考えの方はいらっしゃいませんか?本日は地方移住のデメリットと注意点にフォーカスしてお話ししたいと思います。3分ほどで読めますのでどうぞ最後までご覧ください!

  • 地方移住してみたいけど、失敗したくない・・・。
  • 地方移住の現実を知りたい。
  • 地方移住のデメリットや移住前の注意点を知りたい。

コロナ禍を契機として、スローライフ、多様な生き方を求めて地方移住や田舎暮らしに興味を持つ方も多いのではないでしょうか?リモートワークも普及し地方移住へのハードルも下がってきています。でも、いざ本当に地方移住を考えると現実はどうなの?と不安になりますよね。

そこで、この記事ではそんな不安をお持ちのあなたに、地方移住のデメリットと移住前の注意点にフォーカスして実体験に基づいた生の声をお届けします。

わたしも7年前に地方に移住し田舎暮らしを始めましたが、全てが想像通りとはいきませんでした。地方移住にはメリットもありますが、都会暮らしでは想像できないデメリットもあります。

この記事を読んでいただけば、地方移住のデメリットや移住前の注意点などの現実を知ることができ、今後移住を考えているあなたのより良い移住ライフの助けになるはずです。

目次

地方移住のデメリット

地方への移住を考えると希望に胸が膨らみますが、地方移住のデメリットって気になりますよね。

ここでは、わたしが地方に移住して特に感じたデメリットを挙げていきます。

わたしが住む地域は雪が降る場所なので積雪の項目がありますが、それ以外の項目は雪の降らない地域であっても概ね当てはまるはずです。

  1. 車の維持費がバカにならない
  2. 光熱費が高い
  3. 虫が多い
  4. 仕事が少ない、収入が低い
  5. 意見を言いにくい雰囲気がある(ムラ社会)
  6. 積雪がある

車の維持費がバカにならない

地方では公共交通機関が少ないため車を所有するのがほぼ必須となります。通勤も買い物も病院も、どこへ行くにも車でなければ行けません。自治体が運営しているコミュニティバスもありますが、事前予約が必要であったり、運行経路も決まっているため大変不便です。

たとえば夫婦共働きの場合、車は2台必要です。車両購入費、ガソリン台、車検・点検代、保険料、自動車税などが必要です。また積雪がある地域に移住する場合は、スタッドレスタイヤが必須となります。

自動車にかかるトータルコストを考えるとかなりの出費となります。また余談ですが、スタッドレスタイヤは使用状況にもよりますが、わたしの場合、安全面を考えて2シーズンごとに新品に履き替えています。

メーカーにもよりますが、スタッドレスタイヤは普通車用でホイールなし4本で7万円〜10万円程度なのでこの費用もバカになりません。

光熱費が高い

地方ではプロパンガスを使っている地域が多いため、都市ガスに比べて割高です。また朝晩や季節の気温差が大きい地域ほど、灯油、電気、ガスなどを使った暖房費用が都市部と比べて高額になります。

わたしの住んでいる地域では冬場は水道管の凍結防止ヒーターが必須で常時通電しているため、冬場の電気代は特に高額です。

虫が多い

地方移住でも地方都市ではなく、特に田舎暮らしを目指す方は想像以上に虫が多いことも覚悟しておく必要があります。ハチやアブ、クモやアリ、カメムシなど、数え上げたらキリがありません。

田舎では家の中にも日常的に虫が入ってきます。網戸などほんのわずかな隙間があればどこからでも虫が入ってきます。小さな虫だけでなく、大きめの虫も入ってくることがあるので虫嫌いな方は覚悟が必要です。

まれに靴の中にも虫が入り込んでいることがあるので踏み潰さないように注意しなければなりません。

仕事が少ない、収入が低い

結論として、生活できればどんな仕事でもいい、というのであれば仕事はあります。しかし就きたい仕事が見つかるかというと話は別です。都市部に比べ求人は少なく収入も下がると考えておいた方がいいでしょう。

現在の仕事がweb上でできるのであれば、移住後も現在の仕事をそのまま続けるのがおススメです。

わたしの場合は移住後、現地の役所に就職しましたが、収入は以前の7割ほどに下がりました。また、会社員を選んだ場合は住んでいる場所が都市部から地方に変わるだけであって、締め切りもあればノルマもありますので、仕事面でのストレスは無くなりません。職場環境の変化でかえってストレスを感じる場合もあります。

意見を言いにくい雰囲気がある(ムラ社会)

人口の少ない地方部は、田舎に行けば行くほど、いわゆるムラ社会というものを感じます。職場でも地域コミュニティでも価値観が同じであることを求められ、自分の意見を言い出しにくい雰囲気があります。

都会にいれば皆それぞれ違う意見や考えがあり価値観も違うというのが普通ですが、田舎では年長者や元々の地元住民などの考え方に皆が同調することが多く、わたしもそういう場面に遭遇した時に「え!?みんな同じ意見なの?」とカルチャーショックを受けました。

積雪がある

雪が降る地域に積雪があるのは当たり前かもしれませんが、雪のない地域に住んでいた人が雪のある地域に移住すると、雪との格闘に想像以上の労力と時間を費やすことに驚かされます。

雪が積もると車を出せないため、出勤前の雪かきをするために相当な早起きをしなければいけませんし、自治体の除雪車が道路の除雪をしてくれないと道路を走れない時もあります。

わたしも移住当初は、きれいな雪景色を見ながら生活できると思っていたのですが、冬は雪かきに追われほぼ半日雪かきしていることもあります。雪かきは時間もかかるし、腰も痛めるしで、冬場はつらい思いをしています。

移住前の注意点

  1. 現地でしっかりと下見をする
  2. 住む場所を探すときは災害の危険性も確認
  3. 生活費を稼ぐ手段をよく考える
  4. 二地域居住に注意

現地でしっかり下見をする

現地に行かないで移住先を決める人はいないと思いますが、いくつかの候補地があっても必ず全ての現地に足を運んでしっかり下見をしてください。

現地に行くとネットの情報ではわからなかったことを知ることができたり、その場所の空気感を感じることができます。

写真と実物ではなんか感じが違う!ってことありますよね。なので、必ず現地に行って自分の目で見て、周囲のリアルな雰囲気や空気感を感じてください。

可能であれば時間や季節を変えて現地を訪れると、違った発見があると思うのでおススメします!

住む場所を探すときは災害の危険性も確認

知らない土地に行って住む場所を探すのですから、災害の危険性を確認しておく必要があります。

大雨による河川の氾濫や土砂崩れ、突風、落雷、地震、津波など、自然災害はいくら備えても個人の力では防ぎようがありませんが、自分が選ぼうとしている土地が何らかの危険区域に含まれているかどうかは、自治体が公表しているハザードマップで確認することができます。また地元の不動産屋に聞けば、その地区がどんな区域か教えてくれます。

たとえ気に入った場所であったとしても、その土地の危険性の有無についてしっかりと確認しましょう。

生活費を稼ぐ手段をよく考える

移住にあたりネックとなるのが生活費を稼ぐ方法です。

その稼ぎ方(職業)であなたが思い描いていた生活が送れるかよく考える必要があります。

結論を言うと、現在の仕事がweb上でできるのであれば、移住後も現在の仕事をそのまま続けるのがおススメです。

田舎でも選ばなければ仕事はありますが、就きたい仕事に就けることは稀だと思いますし、普通は収入が下がると考えておいた方がいいです。

農業や林業などを目指して移住するなら仕事が見つかる可能性はありますが、普通に仕事を探すとなると都市部ほど職種は多くはありません。地元の会社に就職するという方法もありますが、会社員である以上、残業もありますし締め切りやノルマもあります。

地方公務員の社会人枠採用という試験もありますので、興味のある方は公務員も選択肢の一つとなります。

また1つの職業だけで生活するのではなく、2種類以上の職業に従事するパラレルワークというのも田舎では見受けられる手法です。例えば、「農業と介護職」、「販売とネイチャーガイド」などです。

二地域居住に注意

都市部と地方部のそれぞれに拠点を持つことを二地域居住といいます。

完全な地方移住ではなく、平日は都市部で仕事をして、週末に地方の拠点で過ごすというモデルがわかりやすい例です。お手軽に地方の生活を満喫できるという点がメリットなのですが、反面デメリットもあります。

わたしも以前、3年間二地域居住をしていました。今回はそんなわたしの経験から二地域居住のデメリットについて紹介します。

  1. 交通費がバカにならない
  2. 行き来に時間がかかる
  3. 水光熱費や住居費などが2倍かかる
  4. 住居の管理が大変
  5. 不測の事態に即対応できない

交通費がバカにならない

わたしが以前住んでいた都市部から現在住んでいる場所への交通手段は自家用車でした。現在の場所は最寄りの駅まで約10kmあり、バスの運行も無いため自家用車しか交通手段がありません。

以前住んでいたところから現住所の最寄りICまで、

高速料金が往復で約14,000円、ガソリン代が往復で約7,000円かかります。

毎週末往復して(4往復)月当たり約84,000円かかる計算です。

行き来に時間がかかる

以前の拠点と現住所まで、自家用車で休憩時間も入れて片道約4時間かかります。

往復約8時間で月当たり32時間かかった計算です。

渋滞に巻き込まれると、さらに移動時間が長くなります。記憶では、ひどい渋滞に巻き込まれた時に昼の12時頃に出発して夜中の1時頃に帰宅したことがありましたので、休憩時間込みで片道13時間かかったことがありました。

これが新幹線や鉄道で行き来できるのであれば、乗車中の時間を有効活用できるかもしれませんが、自家用車の場合はずっと運転しているのでそうはいきません。

水光熱費や住居費などが2倍かかる

わたしの場合、都市部の拠点は賃貸マンション、現在の住まいである田舎の物件は1戸建てです。

電気、ガス、水道の基本料金と使用料はどちらにもかかりますし、火災保険や地震保険もダブルで必要になります。都市部は賃貸マンションでしたが田舎の物件は所有しているので土地・建物に固定資産税がかかります。

家財道具や家電製品もそれぞれの拠点で必要になるため出費が嵩みました。

住居の管理が大変

これは田舎の物件についてですが、一番苦労したのは草刈りと虫の駆除です。

ほとんど毎週行き来していたのですが、草の伸びる勢いはすごく6月から9月頃にかけてはかなりの頻度で草刈りの必要があります。草刈りをしないと虫が寄ってきますし、見た目も物凄いことになってしまうため草刈りに追われていました。草だけでなく木もどんどん生えてくるため、見つけるたびに抜いたり切ったりの繰り返しです。また、しっかり草刈りをしていても虫は出るので、殺虫剤片手にアリやカメムシの駆除に苦労しました。

常駐していればこまめに草刈りなどの管理もできますが、二地域居住では限界があります。請け負ってくれるシルバー人材センターなどを探して草刈りを依頼するという方法もあります。

不測の事態に即対応できない

田舎に来ている時に職場から緊急の電話があり、どうしても断ることができなくてすぐに戻らなければいけないことがありました。

戻ると言っても移動だけで4時間かかるわけですから、そのことを職場に伝えたのですが、そのときはどうしても帰らなくてはいけなくなり家路を急いだ経験があります。

まとめ

この記事では地方移住のデメリットと移住前の注意点を解説しました。

地方移住は収入が下がる可能性が高い反面、車の維持費や光熱費が高額になることなど都会暮らしでは想像できないデメリットもあります。

移住に希望を膨らませるだけでなく、事前に地方移住のデメリットや移住前の注意点を知ることにより、より堅実に地方移住について考えることができるでしょう。

実際に現地に足を運び、自分の五感でその土地を感じることで新しい発見があるはずです。

自分が目指す移住生活はどんなものなのか、

時間をかけてじっくりと考えて、しあわせな暮らしを手に入れてください。

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この記事を書いた人

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